2018.04.16
脳卒中
公開日:2018.04.16
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「脳卒中」についてです。
近年日本では高齢化がすすみ、
それとともに脳卒中患者数も増加傾向にあります。
医学の進歩により、脳卒中による死亡数は減少傾向にありますが
それでも約12万2千人と、がん、心疾患、肺炎についで
死亡原因の第4位となっています。
さらに脳卒中が恐ろしい病気だとされているのは、生命が助かったとしても
様々な後遺症が残ってしまうことが多いためです。
脳卒中は介護が必要とされている原因の第1位にあげられています。
しかしながら脳卒中について聞いたことはあるけども、
実はあまりよく知らないという方も多いと思います。
●脳卒中とは
脳卒中とは脳の血管が破けたり、詰まったりして
その先の細胞に栄養が届かなくなり、
脳のはたらきに障害が起きる疾患です。
脳卒中は原因により「脳の血管が詰まるタイプ」と
「脳の血管が破れるタイプ」の二つにわけられます。
また、さらにその中でも詰まる原因や血管の破れる場所によって
細かくわけられます。
●脳卒中による身体機能の障害
身体機能の障害は脳の障害を受けた場所により異なる症状が現れます。
マヒなどの症状は脳卒中が起こった場所とは
反対側の手足にあらわれることが特徴です。
症状や程度は患者様によりさまざまですが、
主に次のようなものがあります。
・片マヒ
脳卒中による身体機能障害で最も多くみられるものです。
身体の片側がマヒになり動かしにくくなります。
・痙縮(手足の筋肉のつっぱり)
筋肉が緊張しすぎる状態で、関節が固まりやすくなります。
・言語障害
ろれつが回らず話しにくくなったり、言葉がでてこなくなったり、
言葉が理解できなくなったりします。
・感覚障害
しびれたり、暑さや冷たさ、圧迫感などを感じにくくなります。
・その他
上手く飲み込みにくい、理解する能力低下、
うつなどの症状があらわれます。
●脳卒中のリハビリ
脳卒中の後遺症は患者様の日常生活に大きな影響を及ぼします。
そのため障害された機能を回復させたり、
維持するためにリハビリを行います。
リハビリは急性期、回復期、維持期の
3つの時間にわけられすすめられます。
・急性期(発症直後~数週間くらい)
関節が固まるのを防ぐため出来る範囲で関節を動かしたり、
筋力を維持するため基本的な動作訓練を行います。
・回復期(数週間~数か月くらい)
歩行、着替え、食事など日常生活に必要な動作訓練を行います。
・維持期(数か月~6ヶ月目以降)
自宅などに戻り、日常生活の自立や社会復帰を
目指したリハビリを行います。
脳卒中を発症した方でジョイリハをご利用されている方も
多くいらっしゃいます。
発症後もリハビリを継続して続けることである程度の回復が見込まれる
という報告もあります。
ぜひ楽しく継続してリハビリを続けていきましょう。
●まとめ
脳卒中についての理解を深めることができたでしょうか?
実は脳卒中になりうる方の特徴として以下のことがあげられます。
当てはまる方は要注意です!
改めて生活を見直してリスクを下げるようにしていきましょう。
そして脳卒中についての理解をより一層深め、
安全で楽しい生活を過ごしましょう。
2018.04.13
めまい・車酔いと目の機能
公開日:2018.04.13
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「めまい・車酔いと目の機能の関係」についてです。
皆さんはめまいや車酔いの経験はありますか?
人によってめまいや車酔いをしやすい人や全くしない人など
様々だと思います。
中には昔は全然しなかったけれど最近するようになってきたという人も
いるかもしれません。
めまいや車酔いは耳の中にある三半規管というものが関係していると
聞いたことがあると思います。
人間は体の傾きや回転、速度変化等といった情報を三半規管で捉え、
脳に送っています。
またこの時同時に目からの視覚情報も脳に伝えられ、
2つの情報が統合されます。
めまいや車酔いは三半規管からの情報と目からの視覚情報の間に
差が生まれると起こる症状と言われています。
つまり、めまいや車酔いには目の機能も関係していることになります。
目が視覚情報を脳に正確に伝えるには目を動かす筋肉が
十分に働くことが必要です。
目を動かす筋肉は外眼筋といって全部で6つあります。
それぞれの筋肉が収縮の強弱をつけて滑らかな動きになっています。
日頃、目だけを動かすことは少ないと思いますが、
目だけを動かす運動は重要になります。
このように上下、左右、斜め方向に動かしてみてください。
きっと動かしにくい方向があるはずです。
目を動かしているのは筋肉ですので、
定期的に運動を行うことでそれは改善していきます。
ただ動かしにくい方向ばかり練習するのでは効果がありません。
先程も言った方に6つの筋肉でいろんな方向に
目を動かしているわけですから、
すべての筋肉を鍛える必要があります。
上の写真の8方向の運動を全方向まんべんなく行い、
最後に目を右回り・左回りそれぞれ大きくゆっくりと
3周回してみてください。
これを定期的に行うことで
めまいや車酔いにならないための助けになります。
注意点としては無理をしないことです。
無理に目を強く動かしたり、早く動かしたりすると
めまいを起こしてしまうことがあります。
気を付けましょう。
2018.04.11
「低栄養」について
公開日:2018.04.11
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「低栄養」についてです。
最近「体重が減ってきた」、「風邪をひきやすくなった」
と感じていませんか?
年齢が原因だと思いがちですが、低栄養が原因の場合もあります。
「低栄養」とは、エネルギーとタンパク質が欠乏し、
健康な体を維持する為に必要な栄養素が足りない状態を言います。
高齢になると、食欲が落ちたり、消化機能が落ちたりすることで、
栄養や水分が十分に摂れなくなることがある為、低栄養に注意が必要です。
低栄養になると下記のような症状が現れます。
また、右の図を見ると肥満による死亡率より
痩せによる死亡率の方が高いことがわかります。
痩せすぎにも注意しなければなりません。
低栄養は自覚症状がないことも多く、
本人も周囲も気付きにくいことが多いです。
そのため日頃から体重を測り、体重の変化に気付けるようにしましょう。
また、健康診断を受けたら、体重だけでなく、
BMI(体格指数)や血清アルブミン値にも注意しましょう。
血清アルブミン値は、高齢者の栄養状態を評価する目安になります。
BMI(体格指数)は、
「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」
で求めることが出来ます。
高齢期でBMI(体格指数)が20以下の方は、注意が必要です。
ぜひ、計算してみてください!!!
※参考画像URL※http://www.meiji.co.jp/meiji-eiyoucare/knowledge/malnutrition/
2018.04.09
「アレルギー性結膜炎」
公開日:2018.04.09
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「アレルギー性結膜炎」についてです。
花粉が多く飛ぶこの季節はなりやすい方も多くいらっしゃいますので、
アレルギー性結膜炎について知りしっかり予防を行なっていきましょう!
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などの
アレルギー反応を引き起こす物質が付着し、
結膜(まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のこと)に
炎症を起こす病気です。
私たちの身体には体内に入ってくる異物を排除しようとする働きがあり、
この働きを免疫と言います。
アレルギー体質だと花粉などを異物と認識し、
免疫反応が働いてしまいます。
この過剰な反応のことを、アレルギー反応と言います。
アレルギー反応が起こると、マスト細胞という細胞から
ヒスタミンなどの物質が大量に放出されます。
これらの物質は目の知覚神経や毛細血管などを刺激し、
強いかゆみや充血などの炎症を引き起こします。
●アレルギー性結膜炎の症状
・目のかゆみ
・目の充血
・涙が出る
・目の異物感
・瞼の裏にぶつぶつができる
・目やにが出る
●対策
・花粉の多く飛ぶ時期は外出を控える
・外出時はマスクや花粉防止用のメガネを着用する
・帰宅時に洋服に付着した花粉を払い落とす
・帰宅後は手洗い、うがいを行なう
・空気清浄機を使用する
・洗濯物は部屋干しにする
また、ハウスダスト対策として
・こまめに掃除機をかける
・畳やじゅうたんはダニが繁殖しやすい為、床はフローリングにする
・布団は天日干しをする
これらの対策を行ない、楽しく春を過ごしましょう!
2018.04.06
花粉症対策
公開日:2018.04.06
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「花粉症対策」についてです。
皆様、暖かい気候になりましたね。
暖かくなると、草も芽を出し花々が成長してきます。
それと同時に、花から花粉が飛ばされます。
花粉が空気中へ飛散されると、私達の目や鼻に入ってきます。
花粉が目や鼻に入ることでアレルギー反応を起こして、
目や鼻がかゆくなったり、目が充血し、
くしゃみが止まらなくなる事を花粉症と言います。
〈花粉症対策〉
①天気予報などを確認し、花粉の散布が多い時間帯の外出は控える
②メガネやコートを着用する
③帰宅後は手洗いうがいを行なう
④衣類に付いた花粉を落としてから自宅に入る