2017.12.04
良質な睡眠と生活習慣
公開日:2017.12.04
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「良質な睡眠と生活習慣」についてです。
睡眠時無呼吸や無呼吸症候群という言葉を知っていますか?
無呼吸症候群とは、寝ている間に無呼吸状態が繰り返される病気です。
10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、
無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、
もしくは1時間当たり5回以上あれば、無呼吸症候群です。
寝ている間に無呼吸が繰り返されることで、
心臓や脳の酸素量が減っていきます。
身体の中では、酸素量を保とうとするため、
心臓を活発に働かせようとします。
寝ている状態でも、身体の中は覚醒状態に陥り、
全く休まることがありません。
みなさんは、毎日質の良い睡眠をとれていますか?
寝ている間や起きてから、以下のような症状がある方は
無呼吸症候群かもしれません。
【寝ているあいだ】
・いびきをかく
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに
再びいびきをかきはじめる
・呼吸がとまることがある
・寝汗を多くかく
・何度も目が覚める(お手洗いにいく)
【起きた時】
・口が渇いている
・頭がいたい、ずきずきする
・すっきり起きられない
・身体が重いと感じる
いびきをかくのはよくあること、
いつものことと見逃してしまいがちですが、
いびきが無呼吸症候群の大きな兆候です。
では、どんな人が無呼吸症候群になりやすいのでしょうか?
一般的には、太った人、働きざかりの男性に
多いというイメージが多くありますが、
痩せている人、年齢、性別問わず一番関係しているのは、
みなさんの生活習慣です!
飲酒、タバコ、高血圧、糖尿病などの既往歴がある方は特に要注意です!
無呼吸症候群は合併症として、心臓病や脳卒中などを
引き起こす可能性も高くなっています。
無呼吸症候群を予防するためには、どうしたらよいでしょうか?
無呼吸症候群は、みなさんの生活習慣との関わりが強くあります。
生活習慣を見直し、改善することがとても大切です!
生活の中で気をつけるべきポイントをご紹介します。
・適正体重の維持
太りすぎは首周りにも脂肪がつき、のどでの呼吸を
阻止してしまいます。
食生活の見直しや運動に取り組み、適正体重を維持していきましょう。
・お酒に注意
お酒を飲むと、アルコールにより筋肉がゆるみ、
いびきをかきやすくなります。
寝る前の飲酒は極力控えましょう。
・呼吸方法を口呼吸から鼻呼吸へ
寝ている時は、口呼吸の方が呼吸の通りを悪くします。
口呼吸を改善させるためには、「あいうべ体操」という口体操が
効果的です!
口や舌周りの筋力を鍛えることで鼻呼吸への矯正につながります。
・「あー」口を大きく開ける
・「いー」口を横に大きく広げる
・「うー」口をすぼめて前に突き出す
・「べー」舌を下に突き出す
・寝姿勢の工夫
寝ているあいだの姿勢は、仰向けより横向きの方が
呼吸の通りをよくできます。
寝具を見直し、横向きで寝るように工夫しましょう。
生活習慣を見直して、毎日の睡眠を質を高めていきましょう!
2017.12.01
ノロウイルス撃退法!
公開日:2017.12.01
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「ノロウイルス撃退法!」についてです。
ノロウイルスは、私たち人間にのみ感染をして下痢や嘔吐などの症状を
引き起こす、腸内で増えるウイルスです。
感染経路のほとんどは経口感染で、大半は手指を媒介としていることが
多いので、感染予防は「手洗い」が基本です。
食事の前、トイレの後、調理前後、そして排泄の介助やふん便・
嘔吐物の処理後にも手洗いが必須となりますが、
手のひらだけではなく腕や指先、手指の間も石鹸で
しっかりと洗う必要があります。
石鹸そのものにはノロウイルスの感染を予防する効果はありません。
しかし石鹸を使って手指についた脂肪や汚れなどを落とすことにより、
ウイルスを手指からはがれやすくする効果があります。
そしてもうひとつ大切なのが、
手で触れた部分を消毒するための「消毒液」についてです。
最も効果的な消毒液は、
実は「家庭用の塩素系漂白剤+水」で簡単に作ることができます。
床・衣類・トイレなどを消毒する場合は、
500mlのペットボトルに半分水を入れてから、
ボトルキャップ2杯分の漂白剤(10ml)を入れ、
最後に水を加えて全体が500mlになるように作ります。
直接手で触れる部分やオモチャなどの場合は、
2ℓのペットボトルに同じくボトルキャップ2杯分の漂白剤を入れ、
全体が2ℓになるように作ります。
アルコール除菌よりもこちらの方が、
はるかにノロウイルスの感染力を失わせてくれます。
ぜひ、ご家庭で気軽にご用意してみてください。
2017.11.29
高齢者に不足しがちな栄養素
公開日:2017.11.29
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハから豆知識として、ご紹介するのは
「高齢者に不足しがちな栄養素」についてです。
とくにタンパク質について取り上げて説明をしたいと思います。
●タンパク質とは・・・
筋肉のもととなる栄養素です。肌や髪を美しく保つ働きもあります。
また、タンパク質をもとに体内で作られるアルブミンという物質が
ありますが、不足した状態が続くと筋肉量の減少や免疫低下・
血管がもろくなり脳卒中の原因となることもあります。
☆アルブミンを体内で作る力は、年齢とともに弱まる傾向にあるため、
高齢者の方ほど積極的にタンパク質を摂取する必要があります。
<タンパク質を含む食品>
肉・魚・卵・牛乳・大豆 など
●高齢者の1日のタンパク質の必要量
体重1㎏あたり1g程度
たとえば、体重60kgの方であれば、1日に60gのたんぱく質が必要です。
☆1日60gを食材におきかえるとどのくらいなのでしょうか・・・
豆腐・・・2丁半
牛乳・・・瓶9本
鶏卵・・・7個
ステーキ・・・150g×2皿
この数字だけを見ると多い印象がありますね・・・。
では今紹介した食品が苦手、食が細い方はどうすればいいのでしょうか?
そこで活用したいのが、プロテインやペプチドなどのサプリメントです。
少量で多くのタンパク質を取ることが可能です。
ですが使い方に注意!
基本は食事から栄養素を摂取することが理想的です。
量を食べられなかったときや偏ってしまった食事を
補う意味でお使いすることをお勧めします。
今回はタンパク質について取り上げましたが、
バランスの良い食事をこころがけ毎日健康に過ごしていきましょう!
2017.11.27
お肉を食べよう!
公開日:2017.11.27
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「お肉の栄養」についてです。
20代の頃と比べると活動量が減り、また食欲も減ってしまうこともあり、
『粗食』になる高齢者も少なくありません。
病気を患い、食事制限をしている方やコレステロールが高めの方も
いらっしゃると思います。
ですが、高齢になる程、気を付けなくてはいけないことがあります。
『低栄養』です。
生きていく上で必要なエネルギーとタンパク質が不足した状態を
低栄養と言います。
低栄養を防ぐ為にも、お肉を食べることで、動物性タンパク質を
摂ることが出来ます。
一般的によく食べられるお肉についてご説明します。
《牛肉》は、たんぱく質、脂質、鉄を多く含む栄養価の高い食品です。
鉄は、豚肉よりも多く含まれており、貧血にも有効とされています。
たんぱく質は抵抗力をつけるのに役立つと言われています。
《豚肉》はビタミンB1が豊富で、牛肉の約10倍もあると
言われています。
ビタミンB1は代謝の促進や神経の働きに非常に関係している為、
疲労回復やイライラを防ぐ効果があります。
《鶏肉》はタンパク質を豊富に含み、牛肉や豚肉に比べると
淡白で食べ易いです。
特にささみは脂肪が少なく、消化吸収が良く、
胃腸の弱い方にもお薦めです。
またカロリーが低く、ダイエット・減量をしている方にも
良い食材となります。
その時の体調や調理法によって、お肉の種類を変えるのも良いですね!
またお肉は食べ過ぎてしまうとコレステロールやカロリーが高い部位も
ありますので、食べ過ぎには注意しましょう!!
2017.11.24
福祉用具(移動)
公開日:2017.11.24
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「福祉用具(移動)」についてです。
皆さまは「福祉用具」を聞いた事はありますか?服の着脱や食器を使う時、
入浴の時など日常生活の不便を解消できるかもしれない道具があります。
今日はベッド上の移動に関してお伝えします。
●スライディングシート
①ベッド上での移動や体位変換に用いるためのシートで、
「持ち上げる」のではなく、「押す」「引く」「回転させる」という動きを
助けることができます。
②利用者の動きと、摩擦部位の圧迫を取り除くことで、
介助者も楽に介助できます。
③ポリエステルやナイロンの滑りやすい素材が輪になっているシートで、
内側は滑りやすく、外側は滑りにくくなっています。
摩擦を減らすことで小さな力で身体を動かすことができます。
④ベッドに敷き、その上に体幹が乗るように寝てもらい、
滑りを利用して移動ができます。
●注意点
シートは滑りやすくなっているのでベッド端からはみ出し、落ちていると、
利用者は座ったとたんにベッドから前方に滑り落ちてしまいます。
●応用
片麻痺の起き上がり動作では、非麻痺側下肢を使って
麻痺側へ寝返ることは可能であるが、非麻痺側へは難しいです。
非麻痺側上肢の過剰使用はよくないのでシートを使って
回旋運動をして起き上がり動作を促します。
順番1 |
順番2 |
順番3 |
非麻痺側への起き上がり |