2018.02.14
糖尿病の合併症
公開日:2018.02.14
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
『糖尿病の合併症』についてです。
『糖尿病』という病気についてはテレビや雑誌でも
多く取り上げられていますので、
ご存知の方が多いのではないでしょうか。
では糖尿病が進行したときに発症する『合併症』については
いかがでしょうか?
本日は糖尿病の合併症にはどのようなものがあるかお伝えいたします。
<合併症の原因>
血糖値が高い状態が続くと、血液中のブドウ糖が
血管の内側を傷つける原因となる活性酸素の発生を
促します。
このため、糖尿病が進行すると全身の血管や神経に
障害が生じ、様々な合併症を引き起こします。
合併症は毛細血管が障害されて起こるものと、
太い血管が障害されておこるものの二つに
大きく分けられます。
<毛細血管の障害>
・糖尿病性網膜症
・糖尿病性腎症
・糖尿病性神経障害
毛細血管が障害されて起こるこれらの疾患は、
糖尿病の3大合併症といわれ、
介護保険の特定疾病に選定されています。
<太い血管の障害>
・脳梗塞
・狭心症
・心筋梗塞
・閉塞性動脈硬化症
糖尿病の合併症といえば上記の3大合併症が有名ですが、
近年では太い血管が傷つくことで脳梗塞や心臓病など直接死亡リスクに
関係する動脈硬化を引き起こすことも分かってきました。
糖尿病は自覚症状がなくても、見えないところで合併症が進行しており、
気が付いたときには合併症のため日常生活に支障があらわれていることが
少なくありません。
しかし、きちんと血糖値をコントロールできれば合併症を
予防できることがわかっています。
そのためにも、しっかりと治療を行い、きちんと血糖値を下げることが
重要です。
2018.02.12
歩行時の蹴り出し動作
公開日:2018.02.12
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
『歩行時の蹴り出し動作』についてです。
歩くのが遅くなった、疲れやすくなった、つまずきやすくなった、
という悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
これらは歩行時の蹴り出し動作が上手にできていないことが
関係している場合が多いです。
蹴り出し動作は歩行に推進力をもたらします。
これが正常に行われないと、前に進もうとするときには
足を頑張って前に出さなければなりませんので、
歩行速度も出なくなり、それに伴い当然疲れやすく、
筋力が弱い方は足がすぐに上がらなくなります。
そのため蹴り出し動作はとても重要なのです。
しかしながら・・・
片麻痺のある方や高齢者の方は蹴り出し動作に必要な股関節の伸展が
しづらいことや、ふくらはぎの筋力(下腿三頭筋)が低下しやすく、
ゆえに“蹴り出し動作”は歩行動作の中で
最も難易度の高い動作ともいわれています。
でも大丈夫!
本日は蹴り出し動作を正しく行うために必要なトレーニングを
ご紹介します。
●股関節のストレッチ
〈方法〉
ベッドの上に仰向けになり、伸ばしたい方の足を下におろします。
〈効果〉
股関節の伸展可動域向上により蹴り出し動作が行いやすくなる。
〈注意点〉
骨盤の下にタオルなどを挟んで、骨盤を動かさないように行うとより効果的です。
痛みやしびれがでたら中止してください。
●ふくらはぎトレーニング
〈方法〉
①壁に手をつき前方に重心を移します
②片足を前に出します
③後ろの踵を上に持ち上げます
④足をゆっくりおろします
※③④をゆっくり繰り返します
〈効果〉
ふくらはぎの筋力強化により、蹴り出し動作が行いやすくなります
〈注意点〉
痛みやしびれがでたら中止してください
●おしりトレーニング
〈方法〉
①仰向けで寝て、膝を立てます
②お尻を高く浮かせます
(体幹と脚が一直線になるように)
③お尻をゆっくりおろします
※②③をゆっくり繰り返します
〈効果〉
おしりの筋力強化により、蹴り出し動作が行いやすくなります
〈注意点〉
バランスを崩して倒れないように注意してください
痛みやしびれがでたら中止してください
これらのトレーニングを行うことで蹴り出し動作が行いやすくなります。
しかし最も大切なのは実際に“蹴り出し動作”を意識して歩くことです。
普段の外出のときに注意して取り組んでみてください!
ぜひ正しい蹴り出し動作を身につけ、
疲れにくくスムースな歩行を手に入れましょう。
2018.02.09
姿勢改善運動
公開日:2018.02.09
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「姿勢改善運動」についてです。
肩こりや腰痛で困っている方も多くいらっしゃると思います。
原因はたくさんあると思いますが、1つに姿勢不良が挙げられます。
今回は骨盤に注目して姿勢改善の運動をご紹介していきます。
まずはご自身の骨盤の状態を評価していくことが必要です。
〈方法〉
①素足で壁から踵を5~7㎝ほど離してまっすぐ立つ
②頭、背中、お尻を壁にぴったりとくっつけて、
壁と腰の隙間に手を入れる。
壁と腰の隙間に手のひら1枚分がぴったり入る、
あるいは手首ぐらいで止まるくらいが理想的な骨盤の傾きです。
手のひらが入らない状態は骨盤が後傾(こうけい)していると言え、
手のひらを入れても余裕がある状態は
骨盤が前傾(ぜんけい)していると言えます。
まずは骨盤が前傾している人のための運動をご紹介します。
骨盤が前傾していると腰部の筋肉が短縮していて、
腹部の筋肉が弱くなっていることが考えられます。
それを改善していきましょう。
〈腰部のストレッチ〉
①仰向けになり両膝を曲げる
②両手で両足を抱え腰を丸める
30~60秒間ストレッチし、15秒ほど休むということを
3回ほど繰り返します。
〈腹筋運動〉
良く聞く運動できつい運動だと思われる方もいると思いますが、
しっかりとポイントを押さえて取り組むことで
楽に効果的な運動を行うことが出来ます。
①仰向けになり、両ひざを曲げる
②両手で膝を触るように身体を起こす
このときしっかりと起き上がるのではなく、
肩甲骨が床から浮く程度で構いません。
この姿勢を5秒間キープし、ゆっくりと下ろします。
10回を目安に行って頂けたらと思います。
5秒間キープする時は息は止めないように注意してください。
続いて、骨盤が後傾している人のための運動をご紹介します。
後傾している人は腿裏の筋肉(ハムストリングス)が短縮していて、
足を持ち上げる筋肉が弱くなっていることが考えられます。
〈ハムストリングス(脚裏)のストレッチ〉
①安定する椅子に座り、前に台を置く
②その台に片方の足を膝を伸ばした状態で乗せる
③そのままゆっくりと身体を前に傾けてその姿勢を5~10秒キープする
足首に力を入れないように注意しましょう。
これを5~10回繰り返しましょう。
〈足を持ち上げる筋肉のトレーニング〉
①背すじを伸ばして椅子に座る
②椅子に座った状態でもも上げを行う
足を上げる時に身体が後ろに傾かないように注意しましょう。
左右交互に行い5~10回を目安に行ってください。
今回ご紹介したものは姿勢改善運動の一部になります。
他の運動でも構わないと思いますが、毎日少しで構わないので、
継続して運動していきましょう。
2018.02.05
「有酸素運動と無酸素運動」
公開日:2018.02.05
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「有酸素運動と無酸素運動」についてです。
有酸素運動と無酸素運動の違いをご存知でしょうか?
2つの違いを理解し、使い分けながら運動を実施しましょう!
まずは、有酸素運動についてです。
有酸素運動とは、ウォーキング、エアロビクス、ゆっくりした水泳、
エアロバイクなどの運動の事で、脂肪燃焼の効果があります。
有酸素運動のように、比較的弱い力が継続的に筋肉にかかり続ける時は、
エネルギー源として体内に蓄えられている体脂肪を燃焼させて使います。
その燃焼材料として必要になるのが酸素です。
また、有酸素運動のポイントとしては20分以上続けることです。
20分以上続けることで脂肪燃焼が効果的に起こります。
では、なぜ20分なのでしょうか?
それは使用される脂肪細胞の種類が違うからです。
20分位内に使用される脂肪は血中の脂肪で、
血液をサラサラな状態にする為健康維持のためなら十分な時間ですが、
脂肪細胞を減らすには有効とはいえません。
しかし、20分後から使用される脂肪は内臓・皮下脂肪で、
血液中の脂肪分をある程度使い終わると、
ようやく皮下脂肪や内臓脂肪が使われるようになる為、
20分以上が脂肪燃焼に効果的があります。
続いては、無酸素運動についてです。
無酸素運動とは、筋力トレーニングや短距離走などの運動の事で、
基礎代謝量を増やす効果があります。
無酸素運動のように、強い力が瞬間的に必要な時は筋肉に貯めておいた
グリコーゲン(糖質)を主原料として使います。
酸素を必要としないので、短時間しか運動できませんが、
筋肉を鍛えることができます。
筋肉をつける事は血液の流れ、酸素の供給などを向上させ
エネルギー消費を多くする為、基礎代謝量を増加させます。
基礎代謝量が増えることにより寝ている時も脂肪を燃やしてくれる為、
痩せる体質になれます。
以上が、有酸素運動と無酸素運動の説明になります。
エネルギーが必要になると、 脳が脂肪を分解してエネルギーを
生成するように命令を出します。
そして、 分解された脂肪は血液中に運ばれ全身の筋肉で
エネルギーとして燃 焼されます。
しかし、運動をしていない筋肉は脂肪を燃やしてくれない為、
使われなかった脂肪はすべて体脂肪として蓄えられていきます。
運動しない体の中では、血液中にも脂肪分が溢れてしまい、
高脂血症の原因となります。
病気にならない為にも、有酸素運動と無酸素運動を
使い分けていきましょう!
2018.02.02
寒さと血圧の関係
公開日:2018.02.02
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「寒さと血圧の関係」についてです。
寒さと血圧には、どういった関係性があるのでしょうか。
寒くなると、私達の身体は体温を逃がさないように血管が収縮するので、
血圧が上がりやすくなります。
血圧が高めの人は、寒さを感じたり冷たい水などに触ったりした時などは、
血圧がさらに高くなり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
下記のような状況では特に注意が必要です。
・寒い屋外に出た時
・暖かい部屋からトイレや脱衣所など寒い場所へ移動した時
・熱いお風呂に入った時
・夜間トイレに起きた時や早朝に起きた時 等
が挙げられます。
〈予防法〉
●冬の夜寝ていてトイレに行く時は必ず上着を着用する。
●朝起きたらすぐに動かずに布団の中で身体をほぐしてから
服を着て暖かくしてから活動する。
(トイレなどへも上着を羽織、暖かくしてから行く。)
●お風呂などは、手を入れて温度を確認して、
37℃~40℃を目安に入浴する。