2018.06.25
すり足歩行について
公開日:2018.06.25
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハが紹介するのは、
「すり足歩行」についてです。
段差のない平坦な道で転んだことはありませんか?
「すり足歩行」とは、脚の筋力低下によって歩く時に
つま先が上がりにくくなってしまうことです。
すり足歩行による転倒を防ぐ為に、以下の運動を紹介いたします。
〇脚の筋力アップ
①両足をそろえて膝を伸ばして座り、
両手は後ろについて上体を支える。
背中は伸ばす。
②両方の足首を手前に曲げ、5秒間そのまま止める。
その後足首をしっかり伸ばす。
ぜひ、やってみてください!
家の中ではカーペットのめくれや電気コードなどを整理整頓して
躓きやすいものをなくしたり、
外出する際には、歩きやすい靴を選ぶなど筋力向上以外にも転倒は
身近なことから防ぐ事が出来ます。
足元の不安をなくして、安全に散歩や買い物に出かけましょう!
2018.06.22
脳梗塞による内反尖足(せんそく)の原因とリハビリ方法
公開日:2018.06.22
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「脳梗塞片麻痺の特徴的な「内反尖足(せんそく)」の原因とリハビリによる改善方法」
についてです。
脳梗塞の後遺症により、麻痺になってしまう方がいます。
特に痙性麻痺の方が多く、内反尖足による下肢のつっぱり感の症状を
訴える方が多いです。
今回はそんな内反尖足によりつっぱっている筋肉、
下腿三頭筋の柔軟性を上げるストレッチや下腿三頭筋の負担を軽減する為に
鍛えるべき筋肉についてお伝えしていきます。
そもそも内反尖足とは、
足関節が内反(内返し)を伴いつつ底屈(つま先が下を向いている状態)
している状態の事を言います。
痙性麻痺の症状により、内反尖足の状態になっていると
下腿三頭筋が常に働いている状態になります。
筋肉が働き続けている状態が続くと下肢のつっぱり感やこむら返りなどの
症状が出てくるのです。
ちなみに下腿三頭筋とは、よく「ふくらはぎ」とも呼ばれています。
常に働いている下腿三頭筋の柔軟性を上げ柔らかくすることで、
筋肉のつっぱり感の軽減に繋がるのです。
下腿三頭筋のストレッチはとても簡単です。
①伸ばしたい方の足を壁または小さな台に乗せます。
※この時踵はしっかりと床につけ、
つま先を台に乗せましょう。
②上半身は出来るだけ背筋を伸ばし、
前に重心を移動させていきます。
【後ろからの写真】
【横からの写真】
足首の角度をしっかりと出す事と、
伸ばしたい方の足の膝を伸ばして行なう事がポイントです!!
また、下腿三頭筋の筋肉がつっぱりったり、こむら返りをするという方は
足指・足底の筋肉である短母趾屈筋、長母趾屈筋、虫様筋(第1〜4)、
短趾屈筋、長趾屈筋を鍛える事で、
下腿三頭筋にかかっている負荷を軽減することができます。
足指・足底の筋力が弱い方というのは下腿三頭筋が
過度に働いていることが多いです。
少しでも負担軽減の為に鍛えていきましょう。
おススメの運動は
〈タオルギャザー〉
(2017年2月1日 足指把持力より)
です。
今回お伝えした運動は内反尖足などの症状以外でも、
【こむら返りがする】【扁平足】【転倒予防】などでお悩みの方にも
とても効果的です。
是非ご自宅にて継続して行なって頂けたらと思います。
2018.06.20
タンパク質が不足すると・・・
公開日:2018.06.20
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「タンパク質」についてです。
タンパク質とは3大栄養素の1つとして皆様は認識されていると
思われますが、その栄養素が身体にどのような働きをしているか
理解しているでしょうか。
タンパク質は身体にある様々な細胞の主成分になります。
筋肉・骨・内臓・爪・髪の毛などもタンパク質からできています。
タンパク質が不足すると身体のあらゆる部分に異常が現れてきます。
タンパク質の摂取不足で生じてくる現象をいくつかご紹介します。
①筋力低下
タンパク質と言えばすぐに筋肉のことが頭に浮かぶ人も多いと思います。
アスリートなども運動の前後などにプロテインを摂取してタンパク質を
補っています。
筋肉を付ける為には必要不可欠な栄養素といっても過言ではありません。
タンパク質が不足している状態で筋力強化トレーニングを行うと
筋力低下をきたしてしまいます。
筋肉は一度筋細胞を壊し、それを修正していくことで強くなっていきます。
その修正の時期にタンパク質が必要になりますが、
タンパク質が不足していると修正が上手くできず、
筋力強化トレーニングを行っても筋肉がつかなかったり、逆に筋力低下を
起こしてしまうこともあるのです。
②貧血
貧血対策と言えば鉄分の摂取と思う方もいると思います。
それは決して間違いではありません。
しかし、血液を作るときにもタンパク質が必要になってきます。
いくら鉄分を摂取してもタンパク質が不足していては貧血解消の効果は
表れてきません。
③免疫低下
身体に入ってきたウイルスや細菌は身体の中にある抗体というものによって
排除されます。
この抗体もタンパク質が主成分となっています。
また、何かしらの病気にかかってしまった時には
お医者さんから薬を処方されると思います。
薬は体内に入るとアルブミンというものによって各器官に
運ばれていきますが、このアルブミンというものも
タンパク質の1つなわけです。
タンパク質不足の人は薬の効果も効きにくくなると言われております。
④浮腫み
浮腫みと聞くと運動不足が原因と思われる方も多く
いらっしゃると思います。
ただいくら運動を行ってもなかなか浮腫みが解消されなかったり、
一時的には浮腫みの症状が改善されてもまた浮腫みだしたりする方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
浮腫みとは血液の一部が血管からにじみ出て
血管外に出てしまった水分が正体です。
タンパク質不足の方はこのにじみ出た水分を血管内に戻そうとする力が
弱くなってしまうという事が言われています。
タンパク質不足によって浮腫みやすい体になってしまっていると
いう方もいるというわけです。
では、タンパク質1日の摂取量と効果的に摂取する方法をご紹介します。
1日の摂取量は体重[㎏]×1.5~2.0gと推奨されています。
つまり体重60[㎏]の方であれば1日の摂取量は
90~120gとなります。
また1食でこの量を摂取するのではなく数回に分けて食べることが
必要であるとされています。
また、タンパク質の吸収を助ける栄養素があります。
それはビタミンCとビタミンB群です。
それぞれの栄養素を多く含む食品は多くあると思います。
例えばピーマンはビタミンCを多く含む食品として知られていますし、
豚肉はタンパク質とビタミンB群を含む食品とされています。
これらを使った料理があります。それは「酢豚」です。
とてもおいしそうですね。
今晩のおかずにいかがでしょうか。
2018.06.18
認知症の運動
公開日:2018.06.18
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「認知症の方が行うと良い運動」についてです。
認知症高齢者の場合、安静にしていたり、
刺激の乏しい家の中に閉じこもる生活になりやすいです。
ものを考えたり判断する精神機能が衰え、まずは活動意欲が低下し、
進行すると認知症状の増悪をまねく可能性があります。
また運動をしないと、筋肉が萎縮し、歩く能力が低下したり、
心臓や肺の機能が低下してしまいます。
そのため、運動を定期的に行うことが大切です。
動作能力や四肢の関節可動域が保たれていることにより、
介護の負担は軽くてすみますし、
介護される認知症高齢者にとっても身体的かつ心理的負担も
少なくてすみます。
では、どのような運動がよいか!!
認知症高齢者に対して行われる運動療法は、具体的には
「関節可動域訓練」
「筋力増強訓練」
「持久力増強訓練」
「基本動作訓練」
からなります。
ただ認知症に対する運動療法では、
障害された大脳皮質の部分や疾患の進行度合いにより、
個々の能力障害の程度が異なるために、
それぞれにあわせて行うことが大切です。
また、認知症が進行し、すでに寝たきり状態にある人に対しては
「座った生活」を目標にしましょう。
座ることにより、バランス機能、
心肺機能も寝ている状態と比べて向上します。
継続により体力がついてきます。
座位保持ができることによる効用は、褥瘡の予防、
座位で食事ができること、ポータブルトイレで排泄ができること、
車椅子での移動が可能になることがあげられます。
それぞれの方に合わせて、運動を行っていきましょう。
2018.06.15
高齢者の入浴効果
公開日:2018.06.15
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「高齢者の入浴効果」についてです。
だんだんと気温が寒くなり、お風呂にゆっくり浸かる方も多いのでは
ないでしょうか?
高齢者の入浴にはさまざまな効果があります。
①清潔を保つ
高齢者にとって皮膚を清潔に保つことはとても大切です。
雑菌の繁殖を招く汗などの老廃物を流し、
床ずれやかぶれを防ぎます。
②新陳代謝の促進
洗身や洗髪で刺激を与え湯船で体を温めると
血行が良くなります。
冷え性や血行不良、運動不足や疾患で関節がこわばっている
方にとっては入浴が手軽な解決法になります。
③安眠効果
活動量が落ちた高齢者にとっては入浴も一つの運動です。
血行が良くなり発汗すると心地よい疲れが訪れ、
副交感神経が刺激され自然な眠りに付く事ができます。
④リラックス、気分転換
食事と同様に入浴も高齢者にとって大きな気分転換であり
楽しみとなります。
湯船に浸かる開放感が全身をリラックスさせます。
しかし、高齢者の場合は冬場に特に入浴事故が発やすいと言われています。
浴室やお湯の温度、水圧の影響を受け心臓や血管に発作が起こり、
転倒や浴槽で溺れるなどの事故に繋がります。
体への負担を少なく入浴するには
ぬるめの38度〜39度のお湯で15分〜20分程度浸かるのが
良いでしょう。
またお酒を飲んで酔っ払っている時や血圧に異常がある時、
捻挫をした時や風邪を引いた時には入浴を避けた方が良いです。