2017.03.31
食塩摂取量・減塩について
公開日:2017.03.31
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「食塩摂取量・減塩」についてです。
皆さんは『1日の食塩摂取量の目標値』をご存知ですか?
健康な成人男性は8g、健康な成人女性は7g、
高血圧の治療を要する方は6g、
腎臓疾患のある方は3gというのが目標値です。(2015年4月現在)
ですが、WHO(世界保健機関)が定めている目標値は5gです。
WHOが定めている目標値よりも高く設定されている背景には、
日本食に食塩が多く含まれていることがあげられます。
日本食は、さまざまな利点があるものの塩分が多いことも大きな特徴です。
実際の日本人の食塩摂取量は低下傾向にあるものの、
平均10.4g(厚生労働省平成24年国民健康•栄養調査結果より)と、
諸外国と比べても塩分摂取量は多いのが現状です。
食塩の過剰摂取は胃がんや高血圧、動脈硬化等の
様々なリスクを上げるといわれています。
では普段の食生活でどのように気をつければいいのでしょうか?
調理をする際に食塩の代わりに少量のスパイスやハーブを使用したり、
市販の減塩食品を選択したり、汁物を少量残すのも有効です。
また食塩を多く摂取した際には水分と一緒にカリウムを摂取すると、
体内の塩分(ナトリウム)を水分と一緒に尿として
排出することが出来ます。
カリウムは野菜、果物、肉類、魚介類などの多くの食品に
含まれていますが、調理のプロセスで流出しやすく
煮炊きなどの調理をすると細胞質から外に抜けやすくなります。
野菜、果物、魚介類などで生食できるものは、
加熱せずに食べた方がカリウムの摂取量が増えます。
普段の運動に加えて、食生活にも気をつけ
健康なお身体を維持していきましょう!
