2018.09.10
老年症候群とは
公開日:2018.09.10
おはようございます。
本日、デイサービスジョイリハがご紹介するのは、
「老年症候群」についてです。
老年症候群とは、
加齢に伴う心身機能の衰えによって現れる身体や精神的な症状、
疾患のことを言います。
【症状】
老年症候群の症状・徴候は50項目以上あります。
更に特徴として、複数の症状を併せ持つ場合が多く見られます。
その為、受診の際に循環器科・消化器科・呼吸器科・神経内科など
複数の診療科が分類されている総合病院などを受診すると、
複数の診療科を受診しなければならないこともあります。
老年症候群には2つの状態が存在します。
①生理的老化
病気ではなく、老化により誰にでも起きる変化です。
【例】
・だんだん耳が聞こえにくくなる。
・目が見えにくくなる。
・小さな物忘れ等。
②病的変化
病気や怪我などにより起きる症状です。
【老年症候群と関連する病気】
①ホルモンの減少
認知判断力の低下、うつ、筋力低下の一部は
老化に伴うホルモンの減少と関連している可能性があります。
②ビンスワンガー白質脳症
高齢者では無くても老年症候群の症状がみられる病気のことを言います。
50歳代でも尿失禁、認知症、歩行障害、転倒、
誤嚥といった症状があらわれます。
ではここで、老年症候群を予防するために
危険因子と予防方法についてご紹介します。
【危険性が2倍に増える因子】
・認知機能、視力、聴力の低下
・転倒
・うつ
・女性
【危険性が5倍に増える因子】
・脳血管障害
【寝たきりの危険性を半減させる方法】
・日本酒1合までの適度な飲酒
・定期的な運動
特に運動は重要な効果があり、
継続して週に1度仲間(複数人数)と運動している人は
7年間で日常生活動作、運動機能にほとんど変化がみられなかった
という報告もあります。
適度な運動機会をもつことで、
健康寿命を延ばし元気に過ごせるようにしていきましょう!
次回は「筋萎縮」についてです。
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