2018.05.02
第二の心臓について
公開日:2018.05.02
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「第二の心臓」についてです。
もう少しすると沖縄などの梅雨入りのニュースを耳にすることでしょう。
梅雨入りすると外出機会もグッと減ってしまうことが予想されます。
そこで今回はおうちで出来る「第二の心臓」と呼ばれる部分の簡単な運動を
ご紹介します。
【第二の心臓?】
心臓とは全身に血液を送り出すためのポンプですね。
血液は動脈を通って脳や腕、脚などに送られ、静脈を通り心臓に戻ります。
心臓の高さと同じか、高い所に送られた血液は
重力の影響で心臓に戻りやすいのですが、
心臓より低い位置に送られた血液は戻りにくくなっています。
ここで活躍するのが「第二の心臓」です。筋肉の名前で言うと
「下腿三頭筋(ヒラメ筋・腓腹筋)」となり、
この筋肉が血液を心臓に戻すためのポンプになってくれます。
※参考URL:https://www.google.co.jp/amp/katamahino-ayumi.blog.so-net.ne.jp/2016-12-05%3Famp%3D1
また、心臓と同じように下腿三頭筋の中を通る静脈の内側には
逆流防止弁が備えられ、この弁によって押し上げられた血液が
末梢部分に戻らない仕組みになっています。
【下肢静脈瘤】
この言葉、聞いたことはありますか?
これは足の血管がふくれてこぶの様になる病気のことで、
原因としては静脈の弁が壊れてきちんと閉まらなくなり
下流の静脈に血液が溜まったことで起こります。
症状としてはふくらはぎのだるさや痛み、足のむくみなどです。
※参考画像URL:http://www.kekkangeka.com/sp/kashi/
【予防方法は?】
下流の静脈に血液を滞留させず心臓に戻し続けることで予防できます。
具体的には「歩くこと」、更に言うならば
「大股で」「踵着地を意識して」歩くことです。
ですが、様々な理由で歩くことが難しい方もいらっしゃいますので、
おうちで出来る簡単な運動をご紹介します!!
【おうちで出来る簡単な運動】
① スタンディングカーフレイズ
※参考画像URL:http://www.lact-supple.com/glucosamine/exercise/09.shtml
簡単に言うと「立位でのかかと上げ運動」です。
どこか安定したつかまれるところでゆっくり踵を上げ下げする動作。
無理なく出来る範囲で
“回数”や“時間”などの目安を設定して行ってみてください。
ちなみに1分間で25回できるぐらいの速さで大丈夫です。
② シーテッドカーフレイズ
※参考画像URL:http://recrea.jp/reading/archives/3343
こちらは「座位でのかかと上げ運動」です。
立って行うことが難しい方はこの方法で行ってみてください。
運動速度は①と同じです。
目安の回数や時間もご自身で調整してください。
少し負荷が足りないと思われる方は膝の上に手を置いて、
踵を持ち上げる際に膝を押し付けて行ってください。
これから梅雨に突入し外出機会が減ってしまいますが、
梅雨明け元気に出掛けられるように
しっかり脚の筋肉を鍛えておきましょう。
カテゴリー
