2018.01.17
踏ん張り強化
公開日:2018.01.17
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「踏ん張り強化」についてです。
皆さんは普段、”足の指”を意識しているでしょうか。
実は足の指というのはバランスをとる際に常に動いており
高齢者の転倒予防に大きく関係しています。
足の指で握る力を把持力(はじりょく)と言い、
この把持力が弱くなると体重が移動した時に踏ん張りが効かず
バランスを崩し転倒してしまいます。
年齢を重ねるにつれてこの把持力が低下し、
特に85歳を過ぎると低下が著しくなります。
その分、転倒のリスクも高くなるのです。
また廃用性症候群などで長期間歩行や立位をしていない方や麻痺のある方、
大腿骨頸部骨折などで足の指にしっかり荷重できずに過ごされてきた方も
足の指に可動域制限がありしっかりと機能していない場合があります。
そこで、今回は転倒予防に向け、足の把持力を鍛える方法を
ご紹介致します。
①タオルギャザー
タオルを床に敷き、足の指でタオルを自分の方へ引き寄せます。
ゆっくり足の指を大きく動かすことと、
指の付け根の関節を動かすことがポイントです。
また、お手玉などを足の指で掴みカゴに入れるといった方法もあります。
②踵上げ運動
体を前に倒しながら背伸びをすることで足の指に全体重が乗るため、
自然と足の指が床を把持しようとします。
垂直方向に背伸びをするだけだと足の指に負荷がほとんどかからないので
体を前に倒して行うことがポイントです。
足の指はバランスの能力や円滑な歩行動作に大きく影響を及ぼしており
これらの運動を行うことで足の指を曲げる筋肉を鍛えることができます。