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豆知識ブログ

2020年06月27日
脳梗塞の後遺症

重度の脳梗塞の方の後遺症とリハビリについて

脳とネットワーク

こんにちは。理学療法士の高橋です。

  • 重度の脳梗塞になったらどんな後遺症でてしまうのか?
  • 後遺症は回復するのか?
  • どんなリハビリをしていくのか?
  • 退院後はどうするのか?

こんな疑問にお答えする記事を作成しました。

最後まで読んでいただけると、重度の脳梗塞についての情報は網羅的に分かるようになると思いますので、ぜひご覧ください。

 

 重症な脳梗塞

脳梗塞は、大きく分けて3つに分類されます。

不整脈の1つである心房細動が原因で、心臓の中にできた血の塊が脳の血管で詰まる『心原性脳塞栓症』、動脈硬化が原因で脳へ向かう太い血管の血流の流れが悪くなって生じる『アテローム血栓性脳梗塞』、脳内の細い血管が詰まる『ラクナ梗塞』の3つです。

「重症な脳梗塞」は、心原性脳塞栓症やアテローム血栓性脳梗塞を指していることが多く、これらは、太い血管が詰まって生じることが多い脳梗塞のため、その分症状が重くなりやすいという特徴があります。

【関連記事】軽度の脳梗塞についての基本知識

 

心原性脳塞栓症とは

心臓内にできた血栓が、脳の中の血管まで流れて脳の太い血管を詰まらせることで生じる脳梗塞のことです。

不整脈のひとつである心房細動が主な原因と言われています。

心原性脳塞栓症は、それまで全く問題のなかった脳血管が突然詰まるため、脳梗塞の範囲は広くなることが多く、症状は重くなりやすいという特徴があります。

 

アテローム血栓性脳梗塞とは

脳の比較的太い動脈や、首の動脈(頸動脈)の動脈硬化が進行し、血の塊を作って詰まらせたり、血の塊が剥がれて流れていき、脳の中の血管を詰まらせてしまうことによって生じる脳梗塞です。

発症時の症状は比較的軽い場合が多いですが、徐々に血管が詰まっていく脳梗塞なので、症状が進行しやすい(症状が重くなりやすい)ことが特徴です。

アテローム血栓性脳梗塞の原因は、動脈硬化を進行させる高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の生活習慣病と言われています。

 

重症な脳梗塞の後遺症と予後

重度な脳梗塞の後遺症

重度な脳梗塞になると、自分の力では立ち上がったり、歩いたり、起き上がりや寝返りをすることができなくなってしまうケースもあります。

その原因には手足の筋肉などに力が入りづらくなる運動麻痺という症状や、筋肉に力が入り過ぎてしまう筋緊張異常、関節が固まってしまう拘縮などがあります。また、感覚障害が重症だと手足に触れたものの感覚が全く分からなくなってしまう事もあります。

そして、見た目上では分かりにくい高次脳機能障害という症状が出現することもあります。

高次脳機能とは、言語、認知、記憶、学習、行為などと呼ばれる機能を指すと言われており、これらの機能が障害された状態を高次脳機能障害といいます[1]。少し分かりにくいかもしれませんが、具体的には人の話している内容が理解しにくくなったり、正しい言葉を発することができなくなったり、服の着方が分からなくなったり、状況の判断が難しくなったりするなどの症状があります。

【関連記事】脳梗塞の主な後遺症を理学療法士が解説

 

重症な脳梗塞の予後

重症な脳梗塞では回復予後も悪くなってしまうことが多くあります。特に意識障害(刺激をしても覚醒しない状態)や、認知症、夜間せん妄、高度な心疾患などの症状がある80%以上の方は生活上の動作に全面的な介助が必要になると言われています[2]。

歩行が自立する可能性については、入院時に完全な麻痺で足が動かない方で6%、重力に逆らって足を動かせない方で21%と言われております[2]。また、上肢が実用的に使える状態になるのは入院時に重症な方の11%と言われています[2]。

これらのことから考えると重症な脳梗塞の方の多くは歩くのに介助が必要になり、麻痺した手を実用的に使うのが困難になってしまうということになります。

 

重症な脳梗塞となった方のリハビリとは

重症な方のリハビリでは色々な道具を使って行うことが多いです。

例えば、足に力が入らなくて自力で立ち上がれない方や立位姿勢をキープできない方へは、装具を使ってリハビリを行うことがあります。

使用する装具は股関節まで覆う長下肢装具と呼ばれる物やすねまでの長さの短下肢装具など様々な種類があります。その方の症状に合わせてベストな装具を選びリハビリを行います。

また、電気刺激装置を使ったリハビリ方法もあります。これは上肢下肢のどちらにも使えるリハビリ方法です。脳梗塞の影響で麻痺した筋肉や神経に電気を流し筋肉を働かせます。この方法は様々な論文でも効果が実証されているリハビリ方法です。

【関連記事】手がほとんど動かせない方への最適なリハビリ方法とは?

 

 重症な脳梗塞となった方の生活とは

退院後の生活(介護保険サービスの活用)

重度な脳梗塞になった方は、病院を退院した後の生活において、何かしらの介助が必要になると思われますが、その方の症状や能力によっても必要な介助が異なります。生活でどんな介助が必要になるかについては主治医や担当のリハビリ専門職に相談されると良いと思います。また、一定の条件をクリアすれば介護保険などのサービスを使うことも出来ます。

【関連記事】脳梗塞になったら必ず知っておきたい介護保険の知識

 

家族の関わり方(家族の支援)

重度な脳梗塞になられ、ご本人様は今までのご自身と違い思ったようなことができず、もどかしい気持ちになられている方も多くいらっしゃいます。

その際はご家族様のご支援が心の支えになることも多いようです。しかし、必要な介助をご家族様がすべて行うのは限界があると思います。

介護保険などのサービスを使うこともできますし、脳卒中者の患者会や家族会といった抱えているお悩みなどを相談することができる機関もあります。必要に応じて活用していきましょう。

【関連記事】介護に疲れたと感じた時に知っておいてほしいこと

 

まとめ

今回は重症な脳梗塞の後遺症やリハビリ、生活についてご紹介しました。同じ脳梗塞でも障害される脳の領域やその範囲によっても出現する症状は異なるため、必要なリハビリやサポートも変わってきます。

ジョイリハNEXTではその方のお困りごとについて相談をお受けしております。ご相談されたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。

 

文責 ジョイリハNEXT 理学療法士 高橋勇希

 

引用

[1]細田多穂、理学療法評価学テキスト、南江堂、2013年

[2]道免和久、脳卒中 機能評価・予後予測マニュアル、医学書院、2017年

[3]聖マリアンナ医科大学 東横病院脳卒中センター:脳梗塞.http://www.toyoko-stroke.com/explain/infarction.html、(2020年6月12日引用)

[4]京都大学医学部付属病院 脳神経外科:脳梗塞.http://neurosur.kuhp.kyoto-u.ac.jp/patient/disease/dis26/、(2020年6月12日引用)

 

 

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2020年05月30日
脳梗塞の後遺症

運転再開に向けた最終確認事項|脳梗塞の後遺症がないと思われる方へ

脳梗塞後遺症がある人の車の運転

脳梗塞・脳出血などによる後遺症の程度は脳の損傷の程度によって変わります。

幸いなことに後遺症が少なく、車の運転もすぐに出来そうかもしれないと思われる方もいらっしゃると思いますが、本当にそうでしょうか。

今回は脳梗塞や脳出血の後遺症がないと思われている方に対し、気づきにくい後遺症と自動車運転の再開に必要なことについてご紹介していきます。

 

脳梗塞後の運転再開について

 

運転再開に向けて行うこと

自動車の運転を再開するための方法としては、4つのステップがあります。

脳梗塞患者の自動車運転再開の4ステップ

▼ステップ1:主治医に相談

まずは主治医に自動車を運転したいという意思を伝えます。

脳梗塞や脳出血などの後遺症には目に見て分かりやすい手足の麻痺症状だけでなく、

記憶力や判断力、注意力などの能力が低下する「高次脳機能障害」と呼ばれる後遺症があります。

高次脳機能障害は目に見えない障害のため、ご自身で気づくことが難しいという方もいらっしゃいます。

そのため、専門の医師に相談して判断してもらいましょう。

主治医への相談時には、自動車運転ができる状態なのか、今後運転できるようになる可能性はあるのか、今後どんな訓練が必要なのかなどを確認すると良いと思います。

▼ステップ2:免許センターでの適性相談・適性検査

脳梗塞後の自動車の運転再開について不安がある方が多いと思います。

免許センターでは適性相談・適性検査を受けることができます。

適性相談・適性検査を受ける際に診断書が必要となる場合がありますので、事前に免許センターに電話をして必要な書類などを確認することをおすすめします。

詳細な内容については、症状によっても異なるようですが、紙面上の検査やシミュレーターを使った検査などがあると言われています。

検査で問題がなければ次のステップに移ります。もし検査で問題が見つかると免許取消しとなる可能性があり、この状態で運転すると無免許運転となってしまいます[1]。

しかし、すぐに免許取消しになるわけではありません。脳梗塞などの病気が理由で免許の取消しとなっても3年以内に症状が改善し、適性検査をクリアできれば免許を再取得できるので[2]、焦らなくても大丈夫です。

▼ステップ3:自動車教習所での運転評価

免許センターでの検査をクリアした後に、自動車教習所で実際に自動車運転評価(実車評価)をすることとなります。

紙面上の検査やシミュレーターでの検査では問題なくとも実車評価では見えてくる問題点もあります。

このステップでしっかりとご自身の苦手とする所を理解し、改善が必要な所に関してはリハビリ等で改善していきましょう。

▼ステップ4:自動車の運転再開

ステップ3がクリアするといよいよ運転再開となります。

待ち望んでいた自動車の運転ができると思うと気分も高まりますね。

しかし、ここでも注意が必要な事があります。

脳梗塞などの病気になったという過去を忘れないようにしてください。

この段階になったとしても病気が完璧に治ったというわけではありません。

教習所での実車評価で見つかった苦手部分については、十分に注意を払いながら運転をしましょう。

以下により安全な運転を行うための注意点を記載します。参考にしてください。

  • 速度を過剰に上げない
  • 広い道を運転できるルートを選ぶ
  • 体調が優れないときは運転を控える
  • 小まめに休憩をとる
  • 夕方や夜間の運転を避ける
  • 車内音楽を大きくしすぎない
  • 同乗者との会話に夢中にならない

 

必ず4つのステップを踏まなければいけないのか?

上記の4つのステップを必ず踏まなければいけないというわけではありません。

しかし、自動車運転では事故が起きる可能性を拭い去ることは出来ません。

まして脳梗塞や脳出血などの後遺症には、高次脳機能障害と呼ばれる症状があり、

正常な機能が保たれていないと事故につながる危険性が高くなります。

また、道路交通法66条により

道路交通法第66条

とされています[3]。

自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律では、

自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 第3条

とされており[4]、万が一人身事故を起こせば罪に問われる可能性があります。文中の「自動車の運転に支障を及ぼすおそれのある病気として法令で定めるもの」の中に脳梗塞や脳出血なども含まれます。

そのため、事故の危険性を出来る限り少なくするという意味で上記の4つのステップを踏んで、自動車の運転再開されると安心できると思います。

 

まとめ

今回、脳梗塞や脳出血の後遺症の少ない方々に対し、自動車運転の再開についてのご紹介をしました。

脳梗塞や脳出血の後遺症には高次脳機能障害というものがあります。

手足の麻痺と比べて見た目上では分かりにくい症状ですが、自動車運転の妨げとなりえる障害です。

視野の左半分を見落としてしまう左半側空間無視や集中力が続きにくくなる注意障害、正しい判断が出来なくなる判断能力の障害など様々なものがあります。

このような症状の程度は人によっても異なりますので、上記に示したステップにもあった適性検査などを受けることでご自身の高次脳機能障害の程度が理解できると思います。

 

文責:ジョイリハNEXT 高橋勇希

 

引用

[1]熊本県警察、一定の病気等による取消処分を受けた方の、病気快復後の運転免許再取得

、https://www.pref.kumamoto.jp/police/page1821.html、最終閲覧日2020年5月29日

[2]全日本交通安全協会、道路交通法の改正ポイント、http://www.jtsa.or.jp/new/koutsuhou-kaisei.html、最終閲覧日2020年5月29日

[3]電子政府の総合窓口、道路交通法、道路運搬車両法の一部を改正する法律、第66条、https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105#638、最終閲覧日2020年5月29日

[4]電子政府の総合窓口、道路交通法、自動車運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律、第3条https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=425AC0000000086&openerCode=1#14、最終閲覧日2020年5月29日

 

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2020年05月28日
脳梗塞の後遺症

脳梗塞の後遺症は生活にどう影響するのか?|リハビリ専門職が解説します

脳梗塞の後遺症がある人の生活風景

こんにちは。理学療法士の河野です。

脳梗塞を発症すると、損傷の場所や程度によって、さまざまな後遺症が出現します。また、その後遺症の程度も、人によってさまざまです。

今回は、後遺症の症状別に、それぞれ日常の生活にどのような影響がでてくるか確認してみましょう。

また、それぞれの対策についても記載するので、参考にしてみてください。

 

後遺症の症状から、生活にどう影響するか確認しよう

脳梗塞の後遺症は、人によってさまざまです。

手足が動かしにくくなる方もいれば、手足は発症前と変わらないけれど、話しにくくなる方もいらっしゃいます。

脳には部位ごとに役割があります。例えば手足を動かす役割を担っている脳の部位が損傷されてしまうと、手足が動かしにくくなる症状が現れてしまいます。

後遺症の種類に関しては、過去のブログで詳しくご紹介しているので、そちらを確認してみてください。

今回は、後遺症の症状から、日常の生活にどのような影響がでるかそれぞれ確認しましょう。

【関連記事】脳梗塞の後遺症まとめ

 

上半身の運動麻痺による影響

上半身の運動麻痺でも、腕があがりにくい方、腕はあがるけれど指が動かしにくい方、色々な症状があると思います。

上半身の運動麻痺では、主には食事動作、着替え動作、手を伸ばす動作に影響が出ることが多いです。

▼食事動作

利き手の指の運動麻痺が後遺症として残った場合、お箸が持ちにくくなることがあります。

お箸を持ちやすくする補助具もありますが、そちらでも難しい場合は、フォークやスプーン等を使用する場合が多いです。

また、フォークやスプーンの柄の太いものを使用することで、更に握りやすくなります。

手の指が動かすことができず、握れない方は、利き手交換と言って、左手でお食事をする方が多いです。ただし、右手でフォークやお箸を持つリハビリを行い、最終的に右手でお食事をする方もいらっしゃいます。

▼着替え動作

片側の腕や手が動かしにくい場合、洋服の脱ぎ着が大変になることがあります。

洋服を着る場合は、動かしにくい方から袖を通す、洋服を脱ぐ場合は、動く方から脱ぎ始める、などのポイントがあります。

間違った側の袖から着たり脱ごうとすると、大変な場合があります。

▼手を伸ばす動作

腕があがりにくい方は、無理に反対側の手で引っ張って挙げるようにすると肩に痛みが出る場合がありますので、注意が必要です。

上方の物を取るときなど、無理にあげるのではなく、反対側の手で無理せず取るようにしましょう。

また、あまり高い所には物を置かず、楽に手の届く範囲に物を置くようにしましょう。

 

運動麻痺(下半身)による影響

下半身の運動麻痺で、問題となる点は転倒、階段動作、移動手段です。

▼転倒
足首が動かない後遺症が残った場合、歩いた際に段差にひっかかり転んでしまう可能性があります。そこで、ひっかからないように装具を履かれる方が多いです。

装具の締め付け感や見た目から、装具にあまり良い印象を持たれていない方がいらっしゃるかもしれません。その場合、ご自身の判断で装具を外して生活するのではなく、一度医療スタッフに相談してください。

中には、屋外での移動は装具を履いて、自宅内は装具を外して生活している方もいると思います。

自宅内では、廊下から部屋に入る低い敷居があり、ふとしたときに気づかずひっかかる場合があります。そうならないためにも、少し足を高くあげてひっかからないように防止するなど、注意してみてください。

▼階段動作

階段の昇り降りの際に手すりの使用が必要となる場合があります。

足首だけでなく太ももをしっかりあげることが難しくなった場合、1段ずつ交互に昇るのではなく、1段ずつ足を揃えて昇る方法に変更する必要があります。

階段の昇り降りは、ご本人の恐怖心が強くなることが多いので、十分な練習が必要です。

予め行先が決まっている場合は、エレベーターの位置を事前に確認しておくことも、1つの対策です。

▼移動手段

発症される前は、杖や装具の補助具を使わないで歩かれていた方が多いと思います。

しかし、運動麻痺が出現することにより、バランスがとれなくなったり、歩くことが難しくなる場合があります。ご自身に最適な杖や装具を使うことで、再びお一人で歩くことができるようになる方もいます。

装具や杖を使用しても、歩くことが難しい方は、車椅子が主な移動手段となります。屋内では車椅子をご自分で操作し移動されていたとしても、屋外では段差等の問題からご家族様の協力が必要となる場合があります。

 

感覚障害による影響

感覚にも種類があります、痛みを認識する感覚、熱さや冷たさを認識する感覚、指をどれくらい動かしたか認識する感覚などさまざまです。

ただ感覚障害の程度にも、全く分からない、ハッキリ分かるの0か100ではなく、少し鈍いなーという方も大勢いらっしゃいます。

感覚障害による影響では、怪我、やけど、転倒に注意が必要です。

▼怪我

痛みを認識する感覚が分かりにくい場合、気が付かない内にどこかにぶつけて怪我をしている場合があります。

少し感覚が鈍い方は、今なにかぶつかったなと分かるかもしれません。その時は、ぶつけた場所を目で見て怪我をしていないか確認するようにしましょう。

感覚が全く分からない方は、お風呂の時間でも結構ですので、ご自身の身体に怪我がないか確認しましょう。特に肘や足の指先は怪我をしやすいので注意しましょう。

▼やけど

熱さや冷たさを認識する感覚が分かりにくい場合、火傷をしてしまうことがあります。

お風呂で湯船につかる際は、必ず感覚が分かる側の手足で温度を確認してから入浴するようにしましょう。

▼転倒

ご自身の手足をどれぐらい動かしたか認識する感覚が分かりにくい場合、物を持ち損ねてしまったり、階段を踏み外してしまうことがあります。

特に段差の昇り降りの際は、転倒に繋がってしまいます。必ず目で見て確認しながら、動作を行うようにしましょう。

 

嚥下障害による影響

嚥下障害とは、食べ物を飲み込みにくくなったり、水分を飲むとむせてしまうといった症状が出ることです。

嚥下障害による影響では、食事形態に注意しなければいけません。

▼食事形態

しっかり飲み込めないと、肺炎になってしまう場合があるので、どのような状態の物を食べるかは特に慎重にならなければいけません。

特にサラサラしている水分は、嚥下障害の後遺症がある方にとってむせやすいものです。むせないために、トロミ剤といって、水分をゼリー状にして摂取する方法があります。

普段のお食事も、固形の物がなかなか飲み込めない方は、少し軟らかくした物を食べたり、食べ物自体にトロミをつけた物を食べるなどの工夫も必要です。

どのような水分のトロミの程度、食事の形態かは、必ず担当のスタッフに確認しましょう。

また、時間が経過すると、嚥下機能の低下から今までむせずに食べれていた物も、むせやすくなる場合があります。その場合は、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。

 

言語障害による影響

言語障害による影響では、コミュニケーションの方法に工夫が必要となります。

▼コミュニケーション

伝えたいことはご自身の中にあるけれど、相手にうまく言葉で伝えらない場合や、相手が話していることの理解が難しくなる場合があります。

言語障害の後遺症がある方とお話する場合は、短い言葉でゆっくりと話すと伝わることがあります。長い文章ですと理解が難しいですが、「天気がいい」等、短い言葉でゆっくりと伝えるようにしましょう。

また、質問する場合は「はい / いいえ」の2択で答えられるようにすると答えやすいです。

例えば、「ご飯、何食べたい?」等の答えに複数の選択肢がある、かつご自身で言葉を選んで答えなければいけない質問になっていると、答えることが難しくなる場合があります。そうではなく、「ご飯、魚がいい?お肉がいい?」等の答えやすいように、質問することも大切です。

 

高次脳機能障害による影響

高次脳機能障害とは、新しく記憶することが難しくなる記憶障害や、集中力が欠けてしまう注意障害、左側の物が認識しにくくなる半側空間無視など、様々な症状があり、その総称を言います。

脳梗塞になったからといって、高次脳機能の全ての症状が出るわけではありません。半側空間無視のみ出現する方もいれば、記憶障害と注意障害の両方の症状が出る方もいます。

▼記憶障害

記憶障害の方は、新しいことを記憶することが難しくなります。数分前に伝えたことを忘れていたり、どこに物を置いたか分からなくなってしまう場合があります。その場合は、ノート等に忘れないようにメモ書きをする習慣をつけましょう。

また、メモを書くだけでは書いたことを忘れてしまう場合があるので、定期的に見返す習慣もつけましょう。

▼注意障害

注意障害の方は、1つのことに集中することが難しくなります。

注意障害の改善には、ご自身で集中するように気を付けることも大事ですが、気を付けること自体も難しい場合があります。

その場合は、集中力を鍛える練習が必要になってきます。そこで、時間を決めて、ある決まった課題に取り組む練習を行い、慣れてきたらその取り組む時間を徐々に延ばしていくなどの工夫が必要です。

課題は、最初はご本人の興味のある物から行うことで、ストレスなく取り組めるでしょう。

▼半側空間無視

半側空間無視の方は、物が見えていても、認識しにくい状態になります。右側の脳を損傷した方に多く、左側を認識しにくくなる方が多いです。

食事の際に、左側のお皿にある食べ物だけ残してしまう左側から来る人に気づかずぶつかってしまう左側の髭だけ剃り残してしまう、などの症状があります。

まずご自身で、左側の認識が難しいことを理解することが重要です。

ご自身で理解したうえで、左側に対してより気をつける必要があります。

また、顔を左側に向けることで、より認識できる範囲が広がるので、そのような工夫も一つです。

また他にも、ご家族様や周囲の方に、左側の認識が難しいことを伝え、左側を見落としていた場合に注意してもらうように約束しておくことも一つです。

失敗を繰り返すことで、更に左側に注意が向き、気を付けることができていきます。

ただ、ここでご家族様が気を付ける点として、注意のしすぎもご本人のストレスに繋がります。

気を付けることができた場合は褒め、ストレスが溜まっているなと感じた時は無理に注意しない等の対応も必要です。

※左側の半側空間無視の場合を説明しましたが、右側の半側空間無視の症状が出現する方もいらっしゃいます。

 

まとめ

上で説明した生活に影響する後遺症は、生活の中のほんの一部です。説明できていない他の症状や動作で困っている方もいらっしゃると思います。

現在、生活の動作に困っていて、医療機関に通われている方は気軽にスタッフに聞いてみてください。解決策は必ずあるはずです。

医療機関に通われていない方は、お一人で悩まずお気軽にご連絡ください。解決策をご提案させていただきます。解決するように一緒に考えていきましょう。

 

執筆者:ジョイリハNEXT 理学療法士 河野 沙季

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2020年05月23日
脳梗塞の後遺症

軽度の脳梗塞とは何か?【リハビリの専門家が解説】

軽い脳梗塞の女性

脳梗塞を発症した後、医師から「軽い脳梗塞ですね」と言われた事がある方もいらっしゃるかもしれません。

脳梗塞に軽い、重いってあるの?と思いますよね。

今回は、「軽い脳梗塞」についてどのような脳梗塞を指しているのか、また発症した後の症状が、どのような改善をたどるかについてご説明します。

 

軽い脳梗塞ってどういうもの?

 

脳梗塞とは

脳梗塞とは、脳の中の血管が細くなったり、血の塊が脳の血管に詰まって生じる疾患です。

血管が詰まると、そこから先に血流が流れなくなってしまい、脳の細胞に栄養が行きわたらなくなり、細胞は壊死してしまいます。

脳梗塞の種類は、大きく分けて3つに分類されます。

不整脈の1つである心房細動が原因で、心臓の中にできた血の塊が脳の血管で詰まる『心原性脳塞栓症』、動脈硬化が原因で脳へ向かう太い血管の血流の流れが悪くなって生じる『アテローム血栓性脳梗塞』、脳内の細い血管が詰まる『ラクナ梗塞』の3つです。

医師がよく言う「軽い脳梗塞」とは、ラクナ梗塞を指していることが多いです。

 

軽い脳梗塞の”ラクナ梗塞”とは

なぜラクナ梗塞は、軽い脳梗塞と言われるのか。

それは、とても細い血管の梗塞のため、後遺症の症状の程度としても、他の心原性脳塞栓症やアテローム血栓性脳梗塞と比べると症状が軽いことが多いためです。

ラクナ梗塞を発症していたとしても、部位によっては症状も出ないこともあるので、人間ドックで初めて見つかる場合もあります。

しかし、小さい梗塞だからといって軽視してはいけません。

ラクナ梗塞の原因は、高血圧や糖尿病等が挙げられます。これらを放置すると、再び脳梗塞を発症するリスクがあります。

必ず医療機関で治療を行ってくださいね。

 

症状からみる経過について

脳梗塞を発症すると、なにかしらの後遺症が出現する場合があります。

発症した時の症状から、どの程度改善するかに関しての報告をお伝えします。

 

腕の麻痺の経過

入院時に、手・腕に麻痺が全くない方は、80%の方が退院後も日常の生活で問題なく使用できると言われています。[1]

手・腕を挙げることはできるが、麻痺によって少し動きがぎこちない方は、77%の方が退院後も日常の生活で問題なく使用できると言われています。[1]

入院時に、麻痺によって手・腕を重力に逆らって動かすことができない方は、11%の方が退院後も日常の生活で問題なく使用でき、24%の方が日常の生活の中で一部(文字を書く際に、麻痺している手で紙をおさえる等)使用できるようになると言われています。[1]

まとめると、

▼入院時に、手・腕の動かしづらさがない方、また少し動かしづらい方も、退院後は多くの方が日常の生活で問題なく使用できます。

▼入院時に、手・腕を上にあげることができない方は、退院後の日常の生活で、問題なく使用できる方も少なからずいますが、多くの方が何らかの支障を生じています。

 

歩行動作の経過

入院時に歩くことは困難であっても、お一人でベッドから起き上がることやベッドの上で座ることができる方は、最終的に93%の方がお一人で歩けるようになり、そのうち84%の方は、屋外もお一人で歩けるようになったと報告されています。[2]

お一人で歩けるようになった方の4%の方が短下肢装具を使用し、40%の方が杖を使用していました。

入院時に歩くことや起き上がり、座ることも全て困難であっても、最終的に半数の方がお一人で歩くことができるようになったが、一方で11%の方は起き上がりや座ることはお一人でできるようになったが歩くことは困難、39%の方は全ての動作に介助が必要なままであったことが報告されています。[2]

また、発症した際の年齢も大きく関わっており、59歳以下の若い方であれば、最終的にお一人で歩けるようになる可能性が高いと言われています。

他にも、入院時に「食事」「尿意」「寝返り」の3項目中、2項目または3項目自立していれば、最終的に多くの方がお一人で歩くことができるようになると報告されています。[2]また、その70%の方が屋外での歩行も自立しています。

一方で、3項目のうち1項目も自立していない場合、最終的にお一人で歩くことができる方は26%であり、60%の方は動作全般全介助に留まると報告されています。[2]

まとめると、

▼入院時に起き上がることやベッドの上で座ることができる方は、最終的に多くの方がお一人で歩けるようになります。

▼発症した際の年齢も大きく関わっており、59歳以下の若い方であれば、最終的にお一人で歩けるようになる可能性が高いです。

▼入院時に「食事」「尿意」「寝返り」の3項目中、2項目または3項目自立していれば、最終的に多くの方がお一人で歩けるようになります。

 

感覚障害の経過

感覚障害とは、手足や顔・身体の感覚が鈍くなったり、逆に鋭く感じることがあります。

またそれを、痛みや痺れとして感じる方もいらっしゃいます。

脳卒中を発症してから、感覚障害の回復は3ヶ月以内に最もみられ、6ヶ月またはその後に継続して回復がみられると報告されています。[3]

しかし、回復の程度には個人差があることや、完全な回復には至らないことも報告されています。[3]

 

後遺症は残るの?

脳には、手足の動きを司っている場所、感覚を司っている場所、言葉を司っている場所等、それぞれ場所によって役割が異なってきます。

どの血管が詰まってしまったかによって、出現する症状はさまざまです。

また、障害された部位、程度によって後遺症は残ってしまう可能性があります。

しかし、リハビリを継続することで改善する報告も多くあります。

 

再び脳梗塞にならないために予防は大事

脳梗塞の原因は、高血圧や糖尿病、高脂血症を原因とする場合が多いです。

一度、脳梗塞を発症された方は、これらの根本治療をしっかりと行わなければ、再び脳梗塞を発症する可能性があります。

これらの治療には、薬での治療はもちろんですが、合わせて普段の生活で予防することも重要になってきます。

また、今後「少し手足が動かしにくくなってきた」「少し話しづらくなってきた」等、新たに症状が出た場合は、脳梗塞を疑う必要があります。

脳梗塞かも、と思ったらすぐ医療機関を受診してください。

脳梗塞を発症した場合、その医療機関の医師が判断にもよりますが、血の塊を溶かす治療を受けられる場合があります。

そのタイムリミットは、発症してから4.5時間以内といわれています。

なにか身体に異変を感じたら、必ずすぐに医療機関を受診してくださいね。

 

まとめ

「軽い脳梗塞」とよく言われる『ラクナ梗塞』についてご説明しました。

いくら症状が軽いと言われても、発症されたご本人様からすると、とても重大なことです。

後遺症が残る場合もありますが、リハビリによって改善するケースも多く報告されております。

気になった点などございましたら、お気軽にご連絡ください!

 

□引用文献

[1]Nakayama H, Jorgensen Hs, et al.: Recovery of upper extremity function in stroke patients: the Copenhagen Stroke Study. Arch Phys Med Rehabil 75: 394-398, 1994

[2]二木立, 脳卒中リハビリテーション患者の早期自立予測.リハ医学19, 201-223, 1982

[3]Winward CE, Halligan PW, et al.: Somatosensory recovery: A longitudinal study of the first 6 months after unilateral stroke. Disability and Rehabilitation 29, 293-299, 2007

□参考文献

[4]京都大学医学部付属病院 脳神経外科:脳梗塞.

脳梗塞

(2020年5月12日引用)

[5]聖マリアンナ医科大学病院:業務の案内.

https://www.marianna-u.ac.jp/hospital/kanja/sinryou2/hnousottyu/

(2020年5月12日引用)

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2020年05月18日
脳梗塞の後遺症

脳梗塞で入院中の方へ。退院までに確認しておきたいこと|まとめ 

脳梗塞で入院中の人が退院までに確認しておくべきチェックリスト

 

こんにちは。理学療法士の河野です。

「退院日が近づいてきて、退院後の生活が心配になってきた」
「脳梗塞の後遺症があって自宅で生活ができるのか不安におもっている」

突然脳梗塞を発症されると、今まで当たり前に行えていたことが難しくなったり、退院した後の生活が心配になられるかと思います。

また、ご家族様にとっては一緒に生活するにあたり、どのような準備や介助が必要なのか…イメージがつかず、とても不安なことが多いかと思います。

今回は、ご自宅に帰られるまでに、入院中に確認しておきたい動作やご自宅の環境についてご説明させていただきます。

生活スタイルはその方によって異なるため、数ある内の一例を、紹介させていただきます。

 

なぜ退院前に確認が必要なのか?

入院中は、病院で生活されていますが、病院は動けるスペースが広く、患者様が動きやすいように丁度よい場所に手すりがついていたり、部屋から廊下に出るときに段差がなく平らだったりと、バリアフリー化もされています。

しかし、ご自宅はいかがでしょうか。

バリアフリー化されているお家もあるかもしれませんが、玄関から自宅に入る上がり框、浴室に入る段差、畳みの部屋に入る敷居はありませんか。

脳梗塞を発症された方は、敷居等の低い段差にもつまずいて転んでしまうことがあります。

ご自宅の環境を予め確認しておくことはとても重要です。

その他にも、入院中は「トイレはお一人で行える」「お風呂に入るには介助が必要」等、動作ごとに確認してしまいがちです。

しかし、ご自宅に帰られると、一日の生活は朝起きてから夜寝るまで続いています。

一日の生活の流れを細かく予め想定していないと、ご自宅に帰られてから想定外の介助を行わなければいけない場面に遭遇するかもしれません。

そういうことがないよう、安心してご家族様とご自宅で生活できるように、退院前に確認するべきことをチェックしていきましょう。

 

退院までに確認しておきたいこと

先ほどもお伝えした通り、、介助が必要になるであろう動作項目に抜けを生じさせないために、ご家族様の1日の流れを細かく想定しておく必要があります。

また、生活するにあたって、その動作がお一人で行えるのか、どのお部屋で行うのか、ということの確認も重要になってきます。

1日の生活の流れ、日常生活の動作、ご自宅の生活環境の3つに分けて説明していきます。

 

退院後の一日の生活の流れ

具体的に1日の流れについて、1例をもとに考えてみましょう。

想定した対象は、車椅子で生活をされている方です。背もたれのない椅子でも座れる方を想定し、1日の流れを追ってみました。

①起床から身支度、朝食

起床から朝食までの流れを考えてみましょう。

まず、起床したら起き上がり、ベッドの端に座ります。

次に着替えを行います。ベッドの上や椅子などの上で、パジャマから普段着に着替えることが多いですが、どこで着替えるかも念頭におきましょう。

着替えが終わると、車椅子移動の方は車椅子へ移動します。

その後トイレに行きますが、その時の動作も考えなければなりません。

用が済んだら洗面所へ移動し、歯磨き・洗顔等の整容動作を行い、朝食となります。

②日中の過ごし方

朝食後、デイサービス等に行かれる方はその準備が必要です。

朝食後もご自宅で過ごされる方は、昼食までの時間、部屋で趣味活動や新聞を読む等、ご自由に過ごされます。その間にトイレに行く場合もありますので、動線や動作の確認が必要でしょう。

昼食を召し上がった後も夕食の時間まで、部屋で趣味活動や新聞を読む等、ご自由に過ごされます。

③夕食から就寝

夕食を召し上がった後は、入浴や歯磨き等の整容動作を行い、パジャマに着替えます。

その後トイレに行き、ベッドへ移動してから横になり就寝されます。

 

上記で説明した、1日の流れについて、一つ一つの動作を深掘りし、動作が行えるか、それに必要な環境は何かを確認していく必要があります。

現在、一緒に住む予定のご家族様が入院されている場合は、以下の動作項目を確認してみましょう。

ご家族様が、お一人で動作が行えるか分からない場合は、担当セラピストに聞きましょう。

 

日常生活の動作

想定しておく必要のある動作は以下の通りです。

  • 起き上がりはお一人で可能か
  • ベッドにお一人で安全に座れるか
  • パジャマはお一人で着替えることは可能か
  • 車椅子からベッドへの乗り移りはお一人で可能か
  • 車椅子の自走はお一人で可能か
  • 一連のトイレ動作がお一人で可能か
  • トイレの開き戸を安全にご自分で開閉することは可能か
  • トイレの失敗はないか
  • 失敗した際の処理をご自身で行うことができるか
  • 食事の準備はお一人で可能か
  • 食事をお一人で召し上がることは可能か
  • 一人で外に出ることは可能か
  • 自由時間にお一人で安全に過ごすことができるか
  • 入浴はお一人で可能か
  • 出かける際の準備をご自分で行うことができるか

上記の内容を、お一人で行うことが困難な場合、必要に応じて介助を要することがあります。

 

退院後の生活環境

環境についても、以下の点を考えてみましょう。

  • 寝室はどの部屋にするか
  • 食事はどの部屋で行うか
  • 自由時間はどの部屋で過ごすか
  • 玄関の上がり框はお一人で昇降可能な高さか
  • トイレや洗面所・その他の部屋間の移動ルートは問題ないか(車椅子は通れるか)
  • トイレの前に車椅子は設置できそうか
  • 車椅子に乗った状態で洗面所は使用できそうか
  • 浴室前に着替えるスペースはあるか
  • 廊下と各部屋に段差はあるか

その他にも確認すべき項目はございますが、まずは上記の退院後の生活環境項目を確認してみてください。

 

入院中と退院後でGAPが起きやすい例

病院では動作をお一人で行えていても、環境が変化すると介助が必要となる場合もあります。

例としては、病院のトイレは動作が行いやすいようにスペースの確保・手すりの設置がされています。

しかし、ご自宅のトイレではスペースが狭く、動作が行いづらいために介助が必要になるといったケースです。

ご自宅でどのような動作がお一人で行え、どのような動作にご家族様の介助が必要となるか、明確にしておくことが大切です。

担当セラピストに確認しておくと良いでしょう

 

まとめ

今回は、1日の生活の流れと、そこから介助が必要となりうる動作、またご自宅の環境の確認についての説明を行いました。

確認すべき項目が多く、大変に思われるかもしれませんが、補助具を取り入れたり、動作を工夫することでお一人で行えるようになる動作もございます。

心配な点は小さな事でも結構ですので、担当セラピストに確認し、不安がない状態で退院を迎えるようにしましょう。

私たちも相談に乗らせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

 

執筆者:ジョイリハNEXT 理学療法士 河野 沙季

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