2019.02.13
脳血管疾患
公開日:2019.02.13
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは、
「脳血管疾患」についてです。
◆脳血管疾患とは
脳は心臓の拍動や呼吸、体調管理などといった生命活動管理をはじめ、
行動や言動、思考や感情、感覚など操る重要な役割で、脳細胞は情報網を
張り巡らせて高度で複雑な機能をしています。
この脳細胞に酸素と栄養を運んでいるのが脳内をはしる血管です。
脳血管疾患とは、脳の血管のトラブルによって脳細胞が破壊される病気の
名称です。
主な脳血管疾患には、「出血性脳血管疾患」と「虚血性脳血管疾患」の
2つのタイプがあり、これらは「脳卒中」とも呼ばれています。
◆脳血管疾患は、なぜ恐ろしいのか?
脳血管疾患は突然死を招く恐ろしい病気で、かつては日本人の死因
第1位を占める病気でした。
近年、医療の進歩により死亡率は減ったものの依然として高く、がん・
心疾患・肺炎とともに上位を占めております。
脳血管疾患の恐ろしい所はもう一つあり、一命をとりとめても何らかの
後遺症を残す方が多いということです。
後遺症には、手足のしびれをはじめ言語障害や視覚障害、感覚障害など
様々なものがあり、どのような後遺症が現れるかは、損傷を受けた場所と
損傷の程度によります。後遺症の程度によっても寝たきりになったり、
介護が必要になったりすることもあります。
脳血管疾患の原因には、下記のようなものがあります。
自分はどうかなと照らし合わせながら是非見ていきましょう。
①動脈硬化
②高血圧
③高血糖
④脂質異常症
⑤不整脈
⑥内臓脂肪型肥満
◆脳血管疾患を予防するためには
脳血管疾患は生活習慣病の1つでもあり、主な誘因のほとんどが
生活習慣にあります。
減塩や栄養バランスのとれた食事を心がけ、禁煙、節酒、適度な運動を
習慣にするなど生活習慣を改善できれば予防できる可能性がとても高い
ということです。
まずは健康診断の結果などから、脳血管疾患の危機因子をもっているか
どうかを知り、危機因子が一つでもあれば直ちに生活習慣を見直し改善に
努めましょう。
また、健康診断で高血圧や糖尿病、脂質異常症、不整脈を指摘されている
方は、これからの病気の因子を減らすとともに、病気を正しく治療する
ことも大切です。
次回は「脳卒中の兆候」についてです。