2017.09.22
福祉用具 浴室②
公開日:2017.09.22
おはようございます。
本日、デイサービス ジョイリハがご紹介するのは
「福祉用具 浴室②」についてです。
以前にも浴室で使用できる福祉用具についてご紹介しましたが、
皆さまは「福祉用具」を聞いた事はありますか?
服の着脱や椅子からベッドへの移乗時、
入浴の時など日常生活の不便を解消できるかもしれない道具があります。
本日は浴槽の出入りに使用できる道具についてお伝えします。
★吸盤付き浴槽内椅子と入浴台★
【吸盤付き浴槽内椅子】
●浴槽内に設置して使用する。
●吸盤が付いている為、浴槽内で浮かない。
●浴槽内での立ち上がりが楽になる。
【入浴台】
●入浴台はシャワーキャリー⇔浴槽への移乗で使用する。
●入浴台を浴槽の縁に設置し、ここへ一度座ることで
浴槽内への出入りをより安全に出来る。
【使用方法】
①シャワーキャリーから入浴台へ移り、浴槽をまたぐ。
②壁に設置した手すりがあれば、
掴まりながら浴槽内椅子に座る。
★【吸盤付浴槽内椅子】の高さ設定の仕方
座った姿勢から屈んでしまうと横隔膜の活動を
制限してしまい、呼吸のリズムが崩れてしまいます。
その為、椅子の高さは股関節の角度が90℃以上に
ならないように設定しましょう。
【注意】
肺疾患を患っている方の入浴動作は、
呼吸困難の増強によって動作の継続が維持できない事で
困難が生じます。以下の注意点を
参考にしてみてください。
①入浴時間の目安、前傾姿勢を防ぐ、お湯の温度を
適正にして、酸素消費は低く、脈拍、呼吸数、
血圧も安定し、呼吸困難感が増強しないように
注意してください。
また浴室の温度を調整して、湯気で苦しい場合は
換気扇などで十分に換気しましょう。
②湯のつかり方
【全身浴】 肩まで湯につかるので、
水圧により胸郭を圧迫し、呼吸困難を
増強し易い。
【半身浴】 水圧が胸部にかからないので
湯につかり易い。
【シャワー浴】浴槽に入らないので水圧はかからず
呼吸困難感は増強しない。