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2017.11.20

物忘れ予防

公開日:2017.11.20

おはようございます。

本日、デイサービスジョイリハからの豆知識としてご紹介するのは

「認知症と脳の関係」についてです。

 

脳は人間の活動をほとんどコントロールしている司令塔です。

脳が働く時にはたくさんの血液が脳に流れ、エネルギーとなる酸素と

糖が運ばれることで脳の機能の低下を防ぎ若々しさを保っていられますが、

反対に脳を働かせていなければ血流が悪くなって酸素や糖が

運ばれなくなります。

そしてその結果、記憶する、時間や場所を認識する、

計算や読み書きをする、言葉を話す

などの認知機能が低下してしまい、

生活する上で支障が出ている状態を「認知症」と言います。

 

では、脳の働きを良くし認知症の予防を図るためには

どのようにすれば良いのでしょうか?

大きく分けて

・バランスの良い食事

・脳トレ

が挙げられます。

 

〈バランスの良い食事〉

脳の重さは体重のたった2%ですが、エネルギーは身体の20%も

必要になります。

糖質の摂りすぎも良くありませんが、全く摂らないのも

脳には良くありません。

食生活の乱れから生活習慣病となり、脳血管に障害が起こり認知症が

引き起こされることもあります。

無理なダイエットは避け、できるだけバランスの良い食事を

心掛けましょう。

 

〈脳トレ〉

「しなければならない」と思わず楽しく行える範囲で行うことが必要です。

 

・パズル

トロント大学の研究で認知症予防に効果ありとされました。

一回では効果はありませんので、続けて行うことが大事です。

また数独も効果があるとされています。

 

・計算

認知機能の一つである計算するという機能を維持します。

年齢によって制限時間の設定や難易度を変えてみましょう。

また買い物をした時にいくらくらいになるかやお釣りの計算をすることも

効果的です。

 

・読み書き

何かを書き写すことや声に出して読むことは脳の刺激になります。

パソコンや携帯を多く使う人も、自分で考えながら漢字を変換すると

簡単なようで忘れてしまっていることも多く、脳に良い刺激になります。

 

・麻雀、囲碁、将棋、オセロ

相手の手の裏を読んだりするゲームは高度な認知機能が必要となります。

難しく嫌だと思わず楽しく行うことが脳の活性化に繋がります。

 

・他者とのコミュニケーション

相手の話を聞きそれに対し的確な答えを返す、他人を気遣い配慮するなど

上手くコミュニケーションを取ることが認知症予防に繋がります。

 

・新しいことを行う

ピアノやギターでの作曲、編み物や日曜大工、絵画や俳句、

英会話やパソコンなどこれまでやったことがないものに

チャレンジすることはとても良い脳トレになります。

 

また、認知症患者のリハビリとして行う脳トレでは

塗り絵や折り紙、音楽療法、回想法なども効果的です。

話をしながら、相手と対戦しながらなど複数人で

一緒にリハビリを行うことで良いコミュニケーションが生まれます。

一人で行える計算や塗り絵などでも、一人でやっていては

良い効果が現れない場合があります。

そこに家族や施設職員とのコミュニケーションがあることが大切です。

 

 

2012年時点で65歳以上の高齢者のうち約15%が認知症、

2025年には5人に1人が認知症になると言われており

認知症は特別な人に起こる出来事ではなく、歳をとれば誰にでも起こり得る

身近な病気といえます。

 

認知症の予防や状態悪化を防ぐためには、

“脳を働かせる”ということはとても重要なのです。

また、40代でも自覚がないだけで脳は少しずつ萎縮していっています。

高齢者になってからではなく、早くから脳を働かせる生活を送りましょう!

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